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本記事は2020年6月に作成されたインタビュー記事です。
カラオケ音響が自慢の店
30年以上営業しているスナック新宿。名前の由来は東京にあるあの新宿だ。繁華街のような賑わいを、という意味を持たせたそうだ。
店内は、陸前高田にあるスナックの中ではかなり広い方だろう。大人が3人、肩を組み合って歌ったりしている姿もよく見られる。それでも十分に広い。
こだわりのポイントは、音響設備。カラオケに関しては、陸前高田で一番だと自負しているそうだ。店内には大型のモニターが複数台設置され、どの席で歌っても画面が見やすいように工夫されている。歌うことが好きな方にとっては、最高の店だろう。 自慢のカラオケを通して、お客さん同士での交流も生まれやすい。
1人で飲みにきた方も団体できた方も、一緒になって盛り上がれる。そんなお店だ。
昭和の終わり頃、1986年ごろに開業したスナック新宿。現在の店舗で、6店舗目になるそうだ。震災前には4箇所を転々とした。当時は市役所に勤めている方の利用が多かったそうだ。公務員、学校の先生には御用達みたいなお店だったという。
もともとは、喫茶店をやっていたが、整骨院の先生に勧められて始めた。始めたころは、喫茶店に毛が生えたくらいだったようだ。スナックは、全然携わったことのない業種だった。
東日本大震災後には、竹駒町で仮設店舗を再開させた。 「みんな亡くなってしまったけど、いま何足りないのか聞いたら、歌う場所と言われたんです。じゃあ、それだったら私ができるわねって始まったのがきっかけです」
現在の店舗は、味彩の並びにある。二次会での利用客が多いそうだ。お店は夜7時から0時まで営業しているので、遅くなればなるほど混み合う。
店内は広く、歌って踊る方の姿もみられるほどだが、団体で利用される方は、事前に連絡をした方が良いだろう。
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