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店 名

旬味旬彩 鮨まつ田

寿司

水曜日

​定休日

昼11:30~14:00 夜17:30~21:00

​営業時間

陸前高田市高田町荒町102-10

住 所

0192-22-7839

​URL

電話番号

​お店からの一言

毎日市場に足を運び仕新鮮な魚介を仕入れています。おすすめは、地元食材をふんだんに使った三陸海宝丼です。

本記事は2022年5月に作成されたインタビュー記事です。

料理を通し格別な時間を提供

 芯から料理好きな店主が提供するのは、地元産の海産物を使ったすしばかりではない。日本酒によく合う自家製チーズや、「白身魚とトマト煮込み」「アンコウの天ぷら黒酢餡」といった創作料理も振る舞う懐の深さが「まつ田」の魅力だ。県外から訪れる人はもちろん、海の物に関しては舌の肥えた地元の人たちも大いに満足させてくれる。

旬味旬彩 鮨まつ田

 店主の松田光代(みつなり)さんは陸前高田の出身。高校卒業後、宮城県気仙沼市に本店を置くすし店で修行し、米国・サンフランシスコを含む各地の支店で働いた経験を持つ。大震災発生当時は仙台市にある店で働いていた。
 震災を受け、古里での独立を考えるようになった松田さん。「地元のおいしい海産物を気軽に食べられる店を出そう」という約10年越しの思いをかなえ、2020年秋に開業した。

 現在は毎日、大船渡市や気仙沼市の魚市場をのぞいて新鮮な海産物を仕入れる。冬はカキ、初夏からはホヤやイシカゲガイ、ウニなど、旬のものにこだわるのはもちろん、年間を通して「ぜひ食べてほしい」と推すのがアナゴだ。太いアナゴを軽く煮てからあぶり、香ばしさをプラス。食べた人は皆、そのふわふわの食感に驚くという。

 中学の時から自分の弁当や食事を作っていたほど根っからの料理好きで、好奇心旺盛。「よその店でおいしいものを食べた時は、ダメもとで作り方を聞いたりして、いろんなジャンルの調理方法を覚えた」といい、和食に限らず、中華やフレンチの手法を取り入れた逸品料理も提供する。塩だけでも4種類使っており、マグロを塩で食べてもらうなど、ほかにはない新しい提案もしている。「三陸の味を求める方たちに、食を通じて地元の魅力を発信したい。すし店はハードルが高いというイメージを持たれるが、一人でも気軽に来ていただける」と松田さんはいい、予算を伝えた上でのお任せもお願いできる。

 東北6県の蔵元をメインに日本酒を各種取りそろえる。焼酎の種類も豊富。実は陶芸品集めが趣味で、すしを盛り付ける備前焼、伊賀焼などの皿は特注品だ。
 松田さんのこだわりが随所に見られる店内は、個室のほかカウンターも明るい雰囲気。くつろいだ気分の中、おいしい海鮮とお酒を味わうことができる。

旬味旬彩 鮨まつ田

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